海上護衛戦

最近、読んで衝撃を受けた本。


海上護衛戦
大井 篤 (著)

本書の説明(amazon.comより) いわゆる戦争について書かれた書物の中で、「護衛」に関したものは、特に日本では少ないであろう。太平洋戦争当時においても、上陸作戦との関連においてはともかく、通商保護に関してはほとんど関心を持たれていなかったらしい。しかし、資源小国の日本にとって、太平洋戦争の開戦の理由の大きな部分は南方の資源の確保にあったはずであり、その輸送路が断たれれば戦争継続はおろか国民生活にも重大な支障となることは明らかであった。そしてそれは現実のものとなったのである。 本書からは、軍上層部の護衛への無理解に対する著者の歯噛みが随所に伝わってくる。護衛は戦果を挙げることがほとんどなく、味方が被害を受ければ非難される損な役回りだ。そして、その重要性は極めて大きいのにほとんど評価されることはない。 現在の日本は、戦時中以上に海外に資源を依存している。すなわち、シーレーンの重要性は当時よりはるかに増しているのだ。この問題について考えるとき、戦時における貴重な体験記として、本書の持つ役割は決して小さくないだろう。(杉本治人)

前の戦争で、日本が負けたのは、艦隊決戦で負けたからでも、米国の物量に押されたからでもなく、実は、補給(海上輸送)がおざなりで、南方からの資源満載の輸送船も、前線への兵士・武器・食料満載の輸送船も護衛もつけず丸裸で運用してたもんだから、撃沈されまくりだったからというお話。

そりゃ、いくら決戦で勝ち続けても負けるわ。

職場で防共協定を結んでいた某氏よりお借りしたのですが、
「これを読むと、華々しい戦記物の本が馬鹿らしく見えてくる。」
との読後感はまさにその通り、、、。

このような、まっとうで新しい視点による分析に感心したのもさることながら、

この本に登場する艦隊決戦を声高に叫び、運用や事後対応を軽視する軍上層部を見ていると、、、
かとう「!!!!」
かとう「・・・。(あー、わかるわかる)」

といった感じでございました。

現代のビジネスにも通ずる一冊でございましょう!

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